妊娠中の葉酸欠乏が起こす病気

葉酸の欠乏が引きおこす母胎のリスク

妊娠中に必要な栄養素である葉酸ですが、これは人体にとってとても大切な働きがあります。
したがって欠乏するとさまざまな病気を引き起こす可能性が高くなります。
実際にどのような影響があるのかというと、母体では正常な赤血球を作ることができないので、悪性貧血の巨赤芽球性貧血を起こします。
このほかに細胞分裂が滞ってしまうので代謝が低下します。
その結果免疫機能が低下したり消化機能にも何らかの影響が出てきます。
具体的には動悸や息切れやだるさなどの不調を感じるようになります。
細胞の入れ替わりが著しい部分となっている粘液部分に関しては、潰瘍や炎症が発生しやすくなります。
たとえば胃・十二指腸潰瘍や舌炎や口内炎などになります。

胎児へのリスクについて

動脈硬化も起こしやすくなるので、その結果、妊娠高血圧に関しても心配しなければいけません。
また母体だけではなく胎児への影響もあります。
細胞の分裂や増殖を促す葉酸が不足すると言うことで、何よりも心配されるのが発達障害になります。
妊娠初期に不足することで、神経管閉鎖障害の可能性も高くなります。
神経管閉鎖障害では、二分脊椎が最も多く発症しますが、これにより歩行障害や排泄機能障害が残る可能性が高くなります。

無脳症という最大のリスク

無脳症の発症のリスクも高くなるので、脳の一部が欠損したり縮小すると言うことが起こります。
無脳症は非常に恐ろしく、流産や死産する可能性が高くなります。
葉酸が欠乏しやすい人には特長があります。
それはアルコールや喫煙をしている人です。
またインスタント食品中心の食生活をしている人や野菜不足の人も要注意です。
このなかで欠乏する原因に当てはまるという人は、日常生活の中で積極的に摂取することが大切となります。